⑯1/16 vs 青物、根魚 みのりの冬

うえじゅん

2016年01月19日 23:29

太陽の目の届くところで地に足を着いてはならぬ。
もし守れねば明日から飢えに苦しむであろう。


これは困った。なんて厄介なお告げだ。


それにしてもこの冬は浮ける確率が高い。
けれどもどこでも浮けるってことではなく、予報を睨みつけて場所決定。

今回はなおさんに無理言ってニコイチ釣行。
ニコイチなら目一杯やっても帰りの運転が楽なんで、こういうお告げのあった時なんかにはオススメ。

寝て起きて、着替える前になおさん到着。
ネグリジェのままお出迎え。
積み込んで貰ってる間に着替えてお化粧して準備完了。

最寄りのインターから高速乗って、スパーン!と現地着5:50。
先着ycosちゃんも起きてきて、まだ真っ暗やけども準備開始。

上潮になることを考えず用意してたんで、危うく無人艇を送り出してしまうところをお二人に助けられながら、日の出7:00ちょっと前に出艇。



朝方は結構風が強いそうなので、いつものようにかなり浅場の20mあたりからスタート。
一瞬何かちっさいのが食ってくるが外れる、それだけ。

それにしても強い風。
カヤックには嫌なレベル。
やだな〜。

流されながらあの平たい魚に思いを馳せる。

鋭いよな〜、あの歯。
白いよな〜、あの腹。
追って来るよな〜、結構上まで。
体表に付いてるな〜、スススって虫。
釣れてくれんかな〜、ヒラメ。

釣れるわっきゃない。

あ~、風強い。時間はまだまだたっぷりあるんで、しばらく風裏で待機してよっかな。
そう思って風裏になりそうな岩場の影まで近寄る。
波立ってないもうちょい向こうか、もうちょいか、まだか、、、

もうひと漕ぎで岩に着ける所。
波はないのに、横風が突き抜けて行きやがる。

つまり、風裏はなし!

くっそ!

沖見たらみんな浮いてるし。
仕方なくちょいと漕ぎ戻りもう一度流されるままに再開。

根周りで根魚狙いにオーシャンフラッシュ再び。
底で何かが引っ掛かった。藻?プルプル!魚?


オキエソね。

なんだかパッとせんし、風も強くて攻撃的になれない。
しばし気分転換的鯛ラバ。

底からちょっと巻いたところで、エソっぽくないけど品のない引き。


このあたりの遊漁船ではキープ推奨のサバフグ。
キープせんけど。

落とし直した鯛ラバ。
フォールでヒット。
重さの割に引かないけど何ヤツ?


オオモンハタの脳天スレ掛かり。
大きくないけど釣りたかった魚なんで喜んでキープ。

ジワジワ流されるうちにやっと風が落ちてきた。
落ちてきたら満潮まで1時間切ってるせいか潮もぜんぜん動かん。
そんな時はこれかな?
スロースキップVBを1/4で動かしてきたら何かが食ってきた。


大きくないマトウダイ。
そうそう、こういう獲物が欲しかった。潮止まり王だけど。

さすがに満潮近くは釣れんかな?って時に真鯛ってよく釣れるけど、だからって嫁さんが喜ばないのを釣るのもアレなんで、ジグをシャクることに。
滅多に使わないZ4。
慣れない利き腕ではない左腕ロッドでジャカジャカ巻いてみる。
遠くの青物にもアピールする気分。

ジャカジャカジャカジャカ!

ジャカジャカジャカジャカ!

ジャカジャカ、、、コツン。

あれ?

ちっちゃいの掛かってもた。
竿先でどんなもんか確認。

プルプル、、、

ズッポン!!!

カリカリカリカリカリ!

うわわ!デカいやん。

軟弱左腕でヒーヒー言って巻きながら近くに浮いてるなおさんにヒットの報告。

ランディングだけは利き腕の右手ですんなり。


丸々としたメジロ。


カメラマンの腕が悪くて小さく見えるけど。

珍しく狙い通り、というか願いが叶った感じ。
こんな事あるからやめられんのよね。

その後もジャカジャカやってみるけど、さすがに満潮潮止まりになって何にも反応なくなる。
風向きが変わって流したいコースがズレる。
何度か流し直すけどなんだかいまいちココ!ってところを攻めれてない。
それ以前に潮止まりであかんねんけど。

根魚狙いでスロースキップのVibで底を重点的に探る。
1/3〜1/4でどうでしょう?

コツン!

来たけどデカくないな。


やっぱり定番。
うちの近所の奥様方に大人気。
ほぼ同じ時に良型真鯛が釣れたりバラしたり。
僕だけ真鯛の時合いにホウボウか〜ってエエけど。

流された先にいたycosちゃんと合流。
並んで鯛ラバ落としたら


ここでこれ?ってアオハタ。
これもここらの遊漁船では釣れたら記念写真モノらしい。
世の中、価値観はイロイロですな。


そうそう、君も。

またしてもフォールで


オオモンハタ。

ちょっと活性上がってきたの?
それならとジグで攻めてみる。
プレートジャーカーで


オキエソ。
ほんと配色最高!

スロースキップVBで


オキエソ。
褒めたらまた釣れたけど、君じゃないんだ。


そうそう、君なんだ。
サイズ小さいけど、掛かり所が悪かったのでキープ。

結構アタリは多いけど、エエのが釣れんなぁ。

気付けば岸向きに変わった風。
深場に行ってるなおさんが気になるけど、いつもながら人力艇の守備範囲ではない。

どうしようか?と悩みながらアレコレするけど反応も薄くなる。

眠気覚ましに


うちの近所のドラッグユタカで一本190円、二本で380円ってそのままやん!
まぁまぁ効くからエエけど。

さて、どこを攻めよ。
湾口中心、なんか良さ気。
水深は60m、特に地形的に良いとは思えんけどとりあえずやってみますか。


水中覗いたら何かの卵みたいのが浮遊してる。
掬ってみたらミジンコみたいに動いてる。
これ食いにベイトおらんのかいね?

おらんね。

ベイトは愚か、他の魚もおらん様子。

結構諦めずに攻め続けるけど、愛想の一つもない。
そのうち集中力切れたなおさんから、何時まで浮くのかお問い合わせ頂く。
日没からの逆算で16時かな、と。

なぜだかアタリもないのに集中力切らさず健闘してるけれども、頑張れば釣れるってもんじゃない。


釣れたけどj極光はやってくれる。

湾内に戻されながら、漁船に脅されてるycosちゃんに合流。

なになに!なんですと!?

期待する?内容ではなく、そのまま平たいのを狙ったりするうちに、業を煮やしたなおさんが合流。
暗くなるし上がるで!と行ってしまったので、後を追いかけるフリして良い反応に浮気しながら上陸16:00。

太陽は山の向こうで日陰の中、動いてても体温奪われ寒い寒い。

あったかいが食いたいね〜ってことで


ナニワのラーメン。
うーん、もう来ないかな。。。


帰りはニコイチの恩恵を受けるべく、まずは先に運転。

ブーン!

そのまま到着。
どうやら快適な眠りを提供する素晴らしい運転だったようで。





結果



メジロ     × 1匹 72cm
オオモンハタ × 2匹 35cm
マトウダイ  × 1匹 32cm
ホウボウ   × 2匹 35cm
アオハタ   × 1匹 リリース


真冬に9時間。
お告げ通りに太陽の目が届く範囲では地上に立たず。
なおさんから浮き過ぎ!とご指摘を頂くけど、そうなのか?

何にせよ翌日から空腹に悩まされることなく過ごせましたとさ。


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