なんだこれは!こんな調査結果しかないのか!この○○無しどもめ!?
ということで候補2ケ所を避け、行き先決定。ま、その2ケ所と大差はないのだが・・・。
寝てから出発の6時着。
あらま、結構な人出。
とはいえカヤックって準備早いのよね~。
順調に進み、あとはタックルにジグを付ける。
今日はコレを使おうっかな~、なんてジグを手にして
ヌメッ・・・
何?まだ薄暗いのでヘッドライトで手元を照らす。
なんだ、この茶色味がかったドロッとしてモノは。
指先に伸びたモノを嗅いでみる。
ウゲ!鳥の糞やん!
どこで付いたの?
見ればジグを入れてる小物入れが被弾。
一番上に載せてたグラサンのレンズにベットリ。。。
「ここはどこら辺りを狙ってますか?」
おっさんボーターが話掛けてきた
「いや、あんまり知らないんです」
それどころじゃないし。
というか、鳥はジグを狙ってきたようです。。。
粘度があって散乱してなかったのが不幸中の幸い。
海で洗い落としてあ~スッキリ。
ウンが付いて良かったね。なにを!フンだけに不運だぞ、と。
やっぱり冬、寒いですね。
さて、気持ち切り替え出艇、6時45。
夢と希望を乗せて。
いつものことで、浅場からのスタート。
水深20m、オーシャンフラッシュのTG40g。
止めてヒラヒラしてる時に食ってきた
ホウボウ。君は大きくなーれ。
あちこち潮目が出てきた。
水深を増やしながらそのあちこちの潮目をジグ各種で攻めてみる。
おや?
おやおやおや?
何も反応ないぞ。調査報告のままじゃねーか。やっぱりここも一緒か。。。
人力カヤックは僕一人。他いた方はみなさん動力艇。
ほとんどの方は沖の方。
だからってそっちへ行くのは人力艇には危険以外の何物でもない。
逆にこういう時こそ、この守備範囲内で結果を出せばいいのさ。
起伏を中心に攻める。
ベイト反応が全くといってないので、おそらく魚も活性が超低いんだろうな。
スロー系のジグを中心に出来る限り小刻みに底を叩いていく。
諦めちゃダメなんだ。
何度も何度も流し直す。
それでもさっぱり。
なんだか根魚いなさそうな場所に来た。
でも、逆にこういうところって真鯛いそう。
そしたら底からちょい上にフワッと反応。
渋そうに変わりないので、ジグをスロースキップFreqを反応出てる層をハンドル1/4くらいで細かく動かしてみる。
落とし直して1/4で1回転くらいに
ガツン!
おお!この引きは!!!
このパターンで良く来るのは口裂け女。
今まで勘違いしたことは何度ある。騙されん、もう騙されんぞ~!
それにしては引きに心なし品格を感じる。
もしや?
中盤を過ぎて疑惑が確信に変わる。
これは真鯛や!食べ頃やろけど。
真鯛は真鯛やけど、うわ!鼻が!
一瞬脱走兵かと思った。フックが掛かってたのね。
これでちょっとテンションが上がるけども、だからって釣れないのが昨今の状況。
心して掛からなければ痛い目見る。
期待せず、でも諦めずに攻め続ける。
うん、釣れない。
今日は天気が良いので場合によっては一日やってやろうかと思ってるけど、おそらくそこまで持たんやろな、この状況のままやったら。
真鯛から約2時間、一回ジグのフォールに違和感があったくらい。
はじめに流してたのとは離れた起伏へ移動。
ここでもジグをメイン、つまりは根魚を狙って攻めてみるが、どうにもならず。
ここまでジグに疲れたら休憩がてら巻いてた鯛ラバだけど、こういう時って鯛ラバの方が良いのかな。
起伏から離れて真鯛が居そうな場所になってきたし、ここは真鯛狙いにしてみよう。
あら釣れた。ホウボウやけど。
その後、ちょっとジャレきたのもいた。
フグっぽいけど、ネクタイ確認したら無傷やったし、フグではない、、、
ということはひょっとして活性上がってきた?
マリンベイトの極光。これって結構良いのを食わせてきてくれる。
何かエエの釣れてよ。
アクション入れた時に何か違和感?的なのを感じる。
でも気のせいでしょ。
でも信じたい気持ち。
願いが通じた!
何かが来た!
でも当たった瞬間、ロッドが曲がる間もなく外れる、というか食い損ね?
巻いて確認。
あれま。
まさかサワラ?なわけないね。現実的にフグなんやろな。
声の聞こえるところで浮いてる動力艇のおっちゃん。もう一艇が寄ってきて話をしてる。
遥か沖のウルトラディープでデカいのバラしたとか。
カヤックで行けるとこちゃうし。
と言いながらもここでウジウジ浮いてるくらいなら。
とりあえず漕いで行く。
水深はスーパーディープ。バラしたとかいうウルトラディープはまだまだ。
でもここらでも何か居るでしょ?
潮どまりでジグがまっすぐ上がってくる中、とにかくデカ根魚を求めて健気にジグを操る。
どの動きに反応してくるんでしょ?
デカ根魚とバラしたとかいうのが青物っぽいし青物も意識して底と中層の二段構え。
構えまでは良かったのだが、肝心の魚がいない。
風向きで漁船の声がかすかに聞こえる。
もう仕舞うわ、とか言ってる。
ということはおそらく青物とかは居ないのか?
それなら一番居るっぽい魚狙うか。
こういうディープで良く釣るあの人のあの技を試してみる。
セブンスライドの鉛ヘッドの100gに鯛歌舞楽の波動ベイト。
潮の動きが悪い時には鉛が有利で、ディープでもこの組み合わせでかなり釣れるとか。
早速落として巻いてみるのだが、根魚が釣れてるんちゃうか?ってくらい抵抗が重い重い。
魚探の水深がスーパーから常識の範囲内の数字し、岸向きになってきた。
釣れるはず、釣れてくれ、釣れるでしょ、釣れないの?
ガツガツガツ・・・
来た!真鯛!
そう大きくないけどオモリ自身が重いので、ロッドは海中にズボッ!
かなり時間を掛けて上がってきたのは
やっぱり食べ頃。
おおう、やっぱり釣れるんや。
〆て血抜きして落とし直し。
なんか釣れそう。
そしたらまた来た!これも真鯛!
同じサイズ。
干潮で潮の動き悪い時に結構釣れるよね、真鯛って。
もうちょい行けるかな、と思うけどそう甘いもんでもなく、またしてもアタリもなくなる。
ジワジワ戻され、その先には朝に浮いてた起伏のあたり。
ひょっとしたら今なら状況変わってるかも。
密かな期待をしながら起伏へ移動。
再度ジグをメインに攻めてみる。
やっぱり甘くないですな。
昼を過ぎたのもあって戻りだす艇もチラホラ。
15時くらいまでやろうかな、とか思ってたけど戻る艇もあちこち彷徨ってからの帰還っぽいんでおそらく釣れてなかったんでしょ。
いろいろな要素が力を削ぎ取ってくれて、戦意もあとわずか。
もしかして、もしかしてと風に押されて戻されながらジグ、鯛ラバを落としてみるけど、アタリもカスリもない。
結局そのまま戻ることに。
14時15分、同場所から出てた人たちはほとんど片付けを終えてる中、上陸。
他の方の話を聞いてもかなり厳しかった様子。
まだ僕はマシな方っぽいし。
地元のおっちゃんの話ではちょっと前にブリに真鯛が釣れてたけども、ここ最近はやっぱり厳しいよ、と。
そして、また来てよ、と嬉しい言葉。
なのに気付けば今度は車にベチャリと鳥の糞。
朝のとは質が違って、あの白くて広がるヤツね。
しかも2ケ所。
おそらく事前調査2ケ所からの砲弾なんでしょうな。
でも好釣果でもなかったし、妬むほどでもないでしょ~。
カヤック洗って、車の糞も洗い流して、帰りは反省の気持ちを含めてオール下道。
途中、後ろをカヤック積んだ車がしばらく追走。
どなたか存じ上げませんが、楽しい釣りは出来ましたでしょうか?
結果
真鯛 × 3匹 47cm
ホウボウ × 2匹 40cm 1匹リリース
事前情報、というよりもここ最近の状況、わかってたんです。
だからこれでも満足なのだ。そうなのだ。
とにかく一つわかったのは、こういう時期は動力の差が釣果の差にはならないっちゅうことですか。
ま、ここはひとつフン張りますわ。
いつかスイッチが切り替わる日を夢見てまた次回。