⑬1/19 vs 真鯛 ミッションレッド

うえじゅん

2013年01月20日 10:55

今回はある人から『赤いモノ』の捜索、確保の命を受けての出陣。

当初は風がさほど出ない予報だったのが、前日に一転し結構な強風になり、カヤック男子諦めゴムボメンでの一戦。


いつものように経費削減で下道ルート。そういや前日自宅付近は結構な積雪だったので道中の峠を心配してたけどぜんぜん。なーんだ。



到着は6時過ぎ。早くも辺りが見えるくらいジワジワと明るくなりだしてきているのでさっさと準備し、浮いたのは7時。

まずは実績ポイントへ。

GPVでは早いうちから5~7mくらいで昼くらいにはさらに強まる感じ。
それに対しヤフーでは朝方は4mくらいで昼ころに7mくらいだったかな。
こういう時だけヤフーを信用してみる。

沖へ出ると3,4mくらい。今のところヤフー優勢。

風向きは北から。パラアンカーを入れるとほとんど流れないんで何もなしで流してみる。それでも1キロちょい。
赤いの狙いなんで鯛ラバメイン。
すると開始まもなくヒット。

何?何?竿叩く?うーん、叩いてるっぽいけどそう大きくないし、ホウボウかな~?


ファーストフィッシュはエソ。
これじゃない、これじゃない。赤いの赤いのったらすぐにヒット。

うーん、ホウボウっ気ムンムンの引き。


ほらね、やっぱり。
これグーグー鳴くのよ、とか言いながら続けるけどこの後はしばらくサッパリ。
予報大ハズレで風もなくなり、ベタ凪になってなんだか釣れないムード満点。

でもコツコツっと何かがネクタイを触ってはきてる。

そうこうしてたら風は出てきた。予報よりは弱いけど風向きはピッタリの西から。
さっきまでとは流れ方が全く違うので流し直し。

タイドグラフを確認すると満潮は10時頃。最近潮止まりで釣れてるしそれまで釣れんのかな?
時間はすでに9時前。

そしたらヒット!でもこれもホウボウっぽい。


ご名答!ほんと良く釣れる。

水深42mちょい。ここらがやっぱりアタリ多いね。

すると直後にヒット!今度はエソと違うよね?見てたら結構ライン出されてる!
竿叩く?叩いてる!ドラグどう?さっき緩めてたけどちょっと強くした。
それでも結構ライン出されてるしデカイんちゃうの?たぶんデカイよ。
ドラグを強く?それはやめとこ!今まで何人もそれで失敗した人見てきた。もちろん自分も。
とにかく無理せずゆっくり上げてこよ!
おおう、おおう、これはまさしく真鯛やろ!真鯛よね。
ポンピングしないように、一定のスピードで巻いてよ~。
腕痛い?そんなひ弱な。まだ2分くらいしかたってへんで。
おおお見えてきた!青い!いやそれは海の色でそう見えるんよ。
上がってきた上がってきた。おおーう、ほらほらデカイやん!

しっかりアシスト。ネットに入れてどりゃ~!


ドーーーン!

ナイスサイズに色めきたつ船内。
やってくれる。さすがだ・・・。何か持ってるな。釣りのセンス抜群やな。いや、これは素晴らしい。お見事!?

え?何自分を誉めてるんやって?いや、違うんよ。

だってほら・・・



ご紹介が遅れましたが、昨年のこの釣行でご一緒した得意先のNさん。
この時も初めてながら狙いの獲物をしっかりとゲット。
いろんな釣法にも適応能力が長けてるんすよね。悔しいけどこの人は上手い。


この時はまさかそれはないかな~なんて思ってたけど、


これやもんな。やってくれるよな~。

ここまでの経過でエソ1匹のNさん、ホウボウは2匹ともうえじゅん。
ホウボウとはいえ自分だけ釣ってる感あって、そろそろ何か釣ってもらいたいと思ってた矢先にこの一枚でしょ?いやほんとお見事ですわ。やってくれます。

いや~、でも船頭としては嬉しい一匹ですな。
裏ミッションの『赤いモノ』確保はクリア。

これからは手加減抜きで狙っちゃうよ~なんて言うけどこれがなかなか。
アタリのあるポイントをしつこく攻めるけれども針掛かりまで持ち込めないことばっかり。

期待してた10時満潮前後も何もなく、時間は11時前。
頼むし釣れて!と願いが通じ、やっとこヒット!

バンバン!と竿を叩く感じは真鯛。
エソやホウボウと違って気品の引きを存分に堪能してよいしょ!


ギョロッ!

とこのカットで来たら・・・


やっぱチャリコでしょ~。

サイズはともあれ、一応真鯛を釣ったし面目を保てた事に。
いやいや、もうちょっとデカイの釣りたいぞ!と体中から殺気を漂わせ巻いているとヒット!


やはりおぬしか・・・。

11時を回ってから徐々に風が強まり出してきた。
風向きは変わらないけど、おそらく5m以上。
白波も立ち始めるけど、パラアンカーを入れればほどよい感じ。

良型真鯛以降アタリも少ないNさんに対し、アタリはそこそこあるけど良いのが釣れないうえじゅん。
タックルを交換して気分転換。
やっぱりアタリはたまにある。でもおそらくホウボウかちっちゃい根魚がじゃれてるのかな。
風も結構強くなり出してきたし、12時くらいには終わることにして、ラストチャンスを狙い最後に流し直しへ移動。

釣れた水深42mを過ぎて40m直前。

ガツガツ!ギューーーーン!

おおう!来た!

ギューン!

もう食ってるしフッキング、おりゃ!

グググ、ギュギューーーー・・・・・・・・・

・・・・・

・・・・

・・・。

バレた。

おそらくここのアベレージの50~60cm以上は間違いない。
く、悔しい。。。
すぐに落とし直すけど今回はそう上手い話はなし。


延長したいけど、ボートはすでに釣れないゾーンまで流され、風も強まりかなり危険な感じになってきた。
ほんと悔しいけども潔く撤退するのが賢明と判断し、12時過ぎにストップフィッシング。



上陸後、本来のミッションの『赤いモノ』捜索を開始。というか片付けしてるしNさんにお願い。
何かって?『赤いジャンパー』です。
2日前にここへ来てたある人ことなおさんが、車止めてるあたりに忘れてきたしあったら持って帰って来てって。
でも片付けてる最中もめちゃめちゃ風強いし、おそらく今頃は小魚の絶好の隠れ家と化してるのでは?
という事でこっちのミッションはクリアならず。スンマセンなおさん。



完敗!


帰りは途中で運転交代してもらって、さっきまで浮いてた海と違って全く浮こうと思えない寒々しい琵琶湖を見ながら17時過ぎに無事帰宅。
ホウボウ一匹をお土産に付けて、立派な初真鯛と共に帰っていくNさんを涙を拭きながら見送りました。




結果



うえじゅん
 チャリコ × 1匹 38cm
 ホウボウ × 3匹 最大38cm

Nさん
 真鯛   × 1匹 58cm



なおさんからのミッションはクリア出来なかったけど、こっちのミッションは上出来でしょう。
おそらくNさんには釣りの神様が、うえじゅんにはサラリーマンの神様が降臨したのかと。

今年一年、売上出来ますよーに!パン!パン!


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